上甲市長インタビュー|「住みやすい街、憧れの街 阪南へ」市民とともに進める新しいまちづくり
2024年11月、阪南市の新しいリーダーとして就任した上甲市長。「市民に寄り添い、市民が“ワガゴト”としてまちづくりに関わること」を基本理念に掲げ、誰もが住みやすく誇れる“憧れの街・阪南”の実現を目指しています。
I. 市民の声に寄り添う課題解決から
上甲市長が最初に取り組もうとしているのは、市民の日常の不便を解消することです。選挙期間中に最も多く寄せられた声が、「玄関からバス停まで行けない」というドア・ツー・ドア問題でした。高齢者や子育て世帯にとって移動は生活の基盤。市長は「この課題は絶対に取りかかりたい」と強い意志を示しています。その解決策として、自治体ライドシェアや福祉タクシーなど、多様な移動支援の仕組みを検討中。市民と共に実現可能な形を探りながら、“行きたい場所に行けるまち”を目指しています。
II. 山中渓温泉の復活を軸にした地域再生
上甲市長が注目するのは、かつて温泉街としてにぎわった山中渓(やまなかだに)です。駅のすぐそばに湧いていた温泉には、かつて5軒の旅館が立ち並びましたが、約40年前にすべて閉鎖。現在は「もう一度、山中渓に湯煙を」と、観光資源として復活させる可能性を探っています。自然と歴史が調和する山中渓の魅力を再び発信し、地域経済の循環を生み出す狙いです。
III. 世代を超えて共に暮らせるまちへ
阪南市のまちづくりは、子育て世代とシニア世代の両立支援が柱です。若い世代には子育てしやすい環境を、シニアには安心して暮らせる支援を。上甲市長は「誰もが誇れるまち」「憧れるまち」を目指し、共創のまちづくりを推進します。
「子どもたちに胸を張ってバトンを渡せる阪南にしたい」そんな想いを胸に、次世代へつながる政策を一つひとつ着実に形にしています。さらに、阪南市だけでなく泉州全体、ひいては大阪の活性化にも寄与したいと意欲を語ります。
IV. 自然と夕陽が息づく“誇れる風景”
阪南市の魅力は、海と山が近く自然を五感で感じられる環境にあります。市街地もコンパクトで、生活利便性と自然の調和が取れた暮らしやすいまちです。
市長自身、かつて木造建築の仕事で奈良・吉野に住んでいた時に「夕陽が見えない」ことに気づき、阪南市から望む北西に開けた海と夕陽の美しさを改めて実感したといいます。「阪南の夕陽は日本のどこにもない特別な風景」と語り、その魅力を国内外に発信していきたいとしています。
海のスポットではせんなん里海公園を“阪南ナンバーワン”と紹介。市民が誇りを持てる自然環境を、まちのブランドとして育てていく考えです。
V. 市民と共に育てる“阪南ブランド”
上甲市長は「行政だけがつくるまちではなく、市民と一緒に考え、動き、育てていく」と語ります。自身が地域活動に長く関わってきた経験を活かし、情報受発信と対話の場づくりを大切にしています。タウンミーティングなどを通じ、市民一人ひとりの声をまちづくりに反映していく予定です。
「住んでよかった」「帰ってきたい」「訪れたい」——
そう思える“人が主役のまち・阪南”へ。上甲市長の挑戦は、今まさに始まったばかりです。
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上甲市長が語る阪南市の魅力と未来への想いはこちらから。
▶ 阪南市 上甲市長インタビュー|ぱど ジモ突インタビュー